Spark GO買ったらスマホ中毒が消えて楽器触る時間が爆増した件

ギター

「中毒になってるスマホを逆に楽器に取り込んじゃえば良くね?」っていう逆転の発想。
…がメーカ側にあったかは定かじゃないけど、Spark Goがアンプという概念を超えてライフハック級の素晴らしい機材だったのでただただ褒めちぎりたい記事。

超乱雑に言うと
「Sparkのアプリにスマホを占拠される=スマホを触る行為が減る=ギターに集中できる」
っていう好循環が2万円手に入ります。倍額でも全然喜んで買う。

小さくて常に手元に置いておけるからギターを弾くハードルがグッと下がる

手に収まる大きさでデザインも可愛く、机の上などパッと手の届くところに置いとける。
知らぬ間に生活に馴染み込んでいる絶妙なサイズ感。
多分この製品を作るにあたって一番ディスカッションしたんだろうな…!ってくらい収まりがいい。

あとほんの少し大きければ据え置き型のアンプと同じ使い方をしてしまって
「プラグを挿すのにアンプのとこまで行かなきゃ」
が面倒になるだろうし、Positive Gridの秀逸なモデリングサウンドがなければ
「ギターってやっぱ楽しいな」
って言う体験がなくなって結局すぐ使わなくなってたかもしれない。

なんというか、全てがちょうど良い。すごく良くデザインされている。

きちんとアプリ内にチューナー機能はあるし、ギターを触る時の「ちょっとめんどくさいな」が全てゼロになる。
ソシャゲのアプリを開く感覚で日常的にギターを手にとる事ができるんですよ。

スマホと連携して使わないといけない

こう書くと「え、デメリットじゃないの?」と感じるかもしれない。
…むしろここがミソなんすよ。

使い方としてはBluetoothでアプリと連携して、アプリ側で機能の大半を操作するんですが、他のアプリを使うと連携が一瞬途切れる(アンプの機能が止まるわけではない)ので、必然とスマホはSparkのアプリを立ち上げたままの状態になります。

ギターを教えてる人なんかによっては
練習時間中はスマホを手の届かないとこに置いた方がいい。
なんてアドバイスする方もいらっしゃるくらい目の敵にされてるものを、アンプのコントローラーとして利用しちゃって
「え、めんどいから逆にギターを生活の一部に取り込んじゃえばよくね?」
っていうギャル精神
…あ、Positive Gridのポジティブってそういう事!?

競合機種との比較

製品名 サイズ(mm) 重さ(kg)
YAMAHA THR5 V.2 270(W) x 160(H) x 120(D) 2.0
NUX Mighty lite BT MkⅡ 98(W) x 124 (H) x 166(D) 0.72
Blackstar FLY3 Charge 170(W) x 126(H) x 102(D) 0.9
Positive Grid SparkGO 125(W) x 85(H) x 45(D) 0.346

競合比較される製品だと
Yamaha THRシリーズ
NUX Mightyシリーズ
Blackstar FLY3シリーズ

あたりでしょうか。
サイズを比較すると持ち運びやすさは一目瞭然でSpark Goが群を抜いていて、スマホと一緒に手軽に持ち運べる絶妙なガジェット感はワンアンドオンリーですね。

サウンドは好みの部分が大きく、あくまで僕の感想になってしまいますがPositive Gridのシミュレーションは他社と比べても優秀で、簡素化されているSparkでもその実力を存分に発揮しています。
BIAS AMP(Positive Grid)の音がとんでもなくリアルで笑った

デメリット

小さいがゆえ、セッティングによっては筐体が振動に耐えられない事があります。
全く使えないわけじゃないけど、ベースだと共振が特に激しくてこれを練習用のアンプにするには厳しい部分があるかな…

アコースティック向けのアンプも内臓されてますが、こちらもあまり音量が稼げないためアンプとしての使用用途では少し疑念が残る部分です。

あとがき

スマホと連携っていうのが予期してなかったいい方向に作用してますよね。
自然とギターに集中できる好循環は、ポータブルアンプっていうジャンルの価値以上のものがあります。

実は最近要望があって地元限定で出張レッスンも始めたんですが、レッスンといった場面でもSparkの機能は大活躍してくれてますし、生徒さんに練習用のアンプを勧めるにあたっても
「エフェクトの使い方も勉強できるしギター始める時のファーストアンプとしても優秀なのでは…!?」
とも思ったり。

ベーシスト目線で見ても楽屋での軽いウォームアップでも使えるし、最近買ったガジェットの中ではiPadに次いでお気に入りです。

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