今や2フィンガー(いわゆる指弾き)はベーシストの必須技術ですが、ピック弾きと違って初めはなかなか安定せず難しいものですよね。
かくゆう僕も、もともとギターから始めたので、ピックではある程度初めから演奏できたものの、指弾きには相当苦労しました。
基礎練といっても、どうやって練習していったらいいのかわからない人も、まずは簡単なことから初めていってみましょう!
「これさえ押さえておけば意識の違いで劇的に向上する」
といったようなコツというのはありません。
シンプルな事ほど積み重ねが物を言うので、継続力が大切になってきます。
っていうと身構える人がいると思うけど、5分もやれば十分だから朝食にトースト焼いてる待ち時間とかにやってもらえれば大丈夫。
練習だと思うと気負うから、歯磨きくらいの感覚でいきましょう、朝にやれば頭スッキリするよ。
前置きはこのくらいにして実際にやって見ましょう!
やるときは必ずクリックを鳴らしながらやってくださいね。
基本パターン1
同じ音で16分を弾きながら、アクセントをつけていきます。
まずは1小節ごとにアクセントを移動していって見ましょう。
譜面では音がC(ド)になってるけれど、ポジションは押弦していればどこでも構いません。(開放弦は音価やアーティキュレーションのコントロールができないので、エレベではなるべく使わないように意識するといいです。)
右手の感覚を養うトレーニングなので、初めのうちは左手は動かさないでOKです。
ここで意識して欲しいポイントは
- 余計なバズや細い音にならないように、きちんと気持ちいいと感じる音色で弾く
- アクセントをつけていない音符は、同じ音量と音色になるように
- 人差し指スタート、中指スタート両方やる
- ダイナミクスはアクセント時がマックス、それ以外は普段引いてる平均的な強さ
- 上記の条件を満たしながら安定してできる速さよりも、少しだけ早いBPMに設定する(筋トレと一緒で、常に限界よりも少しだけ高めの負荷を心がける)
シンプルだけど最初は意外と難しく感じると思うので、焦らずに遅いテンポから始めていきましょう。
次に慣れてきたら、一拍ごとにアクセント移動をします
基本パターン2
慣れないと少し難しいですね、集中が途切れた瞬間に崩壊します。笑
右手だけに意識をフォーカスしてみると、本当に基礎的な事でも意外と思うように動かせてないことに気付くかと思います。
その意識が重要で、例えば曲中で指が回らないようなフレーズが出てきた時に、自分がどのレベルからできていないのか認識できるので、問題解決するための練習が物凄く明確になってきます。
どちらかというと神経のトレーニングなので「1日みっちりやった分だけ効く」といったものではなく、何度も繰り返しますが継続することが大切。
段々と基礎が身についてきたら、応用としてアクセントの位置を自分で好きな位置に設定してみたり、スケールの練習にアクセントを取り入れたりするのも面白いですね。
まとめ
ちなみに勘のいい人は気づいてると思いますが、2フィンガーに限らずスラップ・ピック弾きでももちろん応用可能です。
2週間も経てば確実に変化を実感できるはずなので、練習時間が取れないような日もまずは1日5分楽器を触るようにしてみてください。