楽器の上達や新しい事にチャレンジする時のコツ

ベース初心者講座

改善点を見つけて意識して練習すれば、翌日には絶対良くなったとこからスタートできるから脳のオートセーブ機能ってよくよく考えるとやばいですよね。
「うわ出来るようになってるスゲー」って自分の身体なのにびっくりする。

だけど練習しても上達しないです!って人は
  • 失敗に対しての解像度が粗い
  • 当日中の反復が足りてない(壁を乗り越える前にやめてしまっている)
  • 脳のオートセーブ保存期間中に復習出来てない(RAMからSSDに素早くデータ移動するのは脳みそ不得意)
  • 上達してるけど自分で認識できてない
のいずれか、もしくは複数に当てはまってる人が多いのかなって。
特に1番目が大切で、表面上の問題点に対して根本の原因は何なんだろうって考える力が重要だと最近は感じてます。

失敗の解像度って?

例えば僕は今メインのベースとは別にギターを練習してるんですけど、基礎テクニックの「チョーキング」って思ったよりも難しくて、最初全然かっこよく弾けなかったんですよ。
初めは「(ベースではほとんど使ってなかったから)ベンドする時の筋肉と神経が発達してなくて単純に弦を上げる動作自体が出来てない感じがする」
と思って、まずはひたすら1音で反復練習。
で、ある程度できるようになってくると新しい課題が出てくるわけです。
隣接する弦のノイズがパねぇ
弦を上げる動作自体は慣れてきたものの、今度は弦を「下げる」動作とミュートが出来てないことに気づきます。
ノイズが出ないように主に上記2つを意識しながら、上手い人の演奏を参考にまた反復練習…
これもある程度出来るようになってくると更に
そもそもお前(ブラッシングを含んだ)ピッキングがうまく出来ていないめーん
というイカつめな壁が現れます(以下エンドレス
みたいに、「チョーキングができない」と一言で片付けがちですが問題って複数絡み合って起きているんですよね。
初心者の頃は思い描いていた場所への道のりは長く、課題が山積みすぎて心が折れそうになると思うけど、ふと立ち止まって
「出来ないこと」
の最小ピクセルを見てみると
「小指から薬指を動かすときに指が動いてない」
とか
「このフレーズのここ弦移動があるからちょっと音が詰まり気味になってるんだ」
など、極々シンプルな事が大半です。
演奏がかっこいい人って、その小さな積み重ねが常人の思う1000倍あるからちゃんと上手いし、その努力の時間を美しいって人はどこかで感じてるんだと思う、知らんけど。

根性論じゃない「自分と向き合う」の意味

残りの3つは
「継続する為の工夫」+「自分の変化に気づけるかどうか」
という内向的な思考力によるものなので、人によっては得手不得手があるとは思います。
が、瞑想などのトレーニングによって鍛えることの出来る能力ではあるので、実練習以外にもそういった分野の知見を得ることも忘れずにいられれば、少なくとも成長の天井を突くような事は起きないのかな、と考えていて…
例えばレッスン業をやっていて思うのは、自分の小さな成長に気づけていない人って意外と多いんだなっていう事でした。
アドバイス後に確実に良くなっているのに
「え、今の一瞬でそんなに変わりましたか…?」
と問われる場面が多々あって、録音や録画をしてれば自分で見直した時に絶対変化に気づけるはずなのに、そういう発言をする人に限って自分のプレイバックを聴いてない人だったりします。
日頃自分自身の変化を意識する事こそが、間違った練習方法をしている時にはいち早く気づき、成長があった時は自信とモチベーションに繋がる「質の高い練習をする」の極意ではないでしょうか。
…めっちゃ綺麗に締まったぜ。

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